ないものねだり

だって、ないんだもの

欲望の太陽

溢れる欲望が止まらない。

身体がその欲望を満たそうと先走り、指先と足先の神経がチリチリと今にも弾けそうになりながら、私の妄想を形にしようと躍起になる。鳩尾には何かが凝集し、生理的には何かを吐き出したいところだが、何も出てこない。

私の妄想が欲望を掻き立て、その欲望が私の身体を支配しようとする。私はその欲望に身を任せてみたい。でも、この身体をどう支配させていいか分からない。

「あ」

「あぁ」

「あー」

「ああ」

「あっ」

「うあ」

「うわああ」

「あーえーうぁ」

「ああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

冥く温度のない世界で私が弾け飛んだ。